2016.01.10
義勇兵団事務所所長ブリトニー氏突撃インタビュー
▲インタビューにお答えいただいた義勇兵団レッドムーン所長ブリトニー氏 

 先日、新たな団員募集が告知された義勇兵団だが、オルタナ住人のなかには、「得体の知れない流れ者の集まり」「正規軍を温存するための捨て駒」など、その存在を疑問視する声も少なくない。そこで本誌は義勇兵団レッドムーン所長ブリトニー氏に突撃取材を行った。

「はぁい、いらっしゃい。所長兼ホストのブリトニーよ。ブリちゃんて呼んでくれてもオッケー。ただしその場合は、親愛の情をたっぷりこめてね?」

――それで、ブリトニーさん、義勇兵についてですが、この街に流れついた者たちを戦力として使い潰しているだけではという批判の声も多くきかれます。

「もう、ノリが悪いわね。まずアタシたちが義勇兵を使い潰している、その批判は当たらないと思うわ。なぜって義勇兵はあくまで志願制。やりたくなければやらなくていいのよ。そしてアタシたちはすべての志願兵に一律10シルバーを支給してる。これはギルドに入って戦うためのスキルを身につけることのできる額よ。無一文でこの街に流れついてきた連中が、同じだけの額をためる苦労を考えてごらんなさい。雀の涙みたいな給料で雑用や下働きや世話係をこなす? あるいは強盗や追いはぎを始める連中も出てくるかもね。アタシたちはそんな連中にチャンスをあげているだけ。いやなら断ればいい。それだけの話。連中にとってもこの街にとっても悪い話じゃないと思うわ」

――ですが実際、義勇兵の死傷率は正規軍に比べて高く、危険な仕事であるのは間違いありません。

「それは当然よ。己が才覚のみに頼って、独自の判断で戦う。それが義勇兵だし、危険じゃないなんて言った憶えはないわ。でも、でもだからこそ、正規軍にはできないことができる。神出鬼没、縦横無尽に敵地に潜入し、視察して、攪乱し、敵対勢力の弱体化を図る。これはその行動の度に常に兵站の制約がつきまとう正規軍にはけしてできないことよ」

「義勇兵団はけして強制しない。やるかやらないかを決めるのは――あ、ん、た、た、ち」

 ブリトニー所長はそう言って言葉を締めくくった。

(本紙記者)
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