2016.02.12
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サイリン鉱山とコボルト種 |
オルタナ北西8キロにあるサイリン鉱山。かつてはアラバキア王国の管理下にあったが、現在ではコボルドと呼ばれる犬頭の人型種族に占拠されている。
このコボルドは皆、独自の呪術的信仰に基づく「お守り(タリスマン)」を所持している。彼らは見かけによらず手先が器用で、身分の高い者ほど手の込んだ細工のお守りを身につけており、これらはオルタナでも高値で取引されている。本紙の取材に答えてくれた義勇兵によれば、
「ゴブリンなんかより全然、稼ぎがいい」
とのこと。
鉱山は全十層からなり人間族はおろか、ここを根城とするコボルドですらその全容を把握している者はいないと言われるが、
「よほど深層まで入り込まなければ、安全な狩り場」
だそうだ。本紙記者はこの義勇兵パーティと契約を結び、彼らの護衛のもと、来週にもサイリン鉱山への突撃取材を試みることとなった。期待していただきたい。
本紙記者 |
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