2016.01.21
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ダムロー新市街の仁義なき戦い
~ゴブリンたちの知られざる死闘~ |
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▲こちらは旧市街の様子
オルタナ北西にあるダムロー。かつてはオルタナ第二の都市だったここは、かつて不死の帝国に攻め滅ぼされてアンデットの住処となったが、不死の王の死の直後、奴隷として働かされていたゴブリンたちが反乱を起こし、以来、ここはゴブリンたちの根城となった。
今では物好きな観光客か、あるいはゴブリン相手に腕を試そうという新米義勇兵ぐらいしか訪れない場所だが、実は、なかなか複雑な社会が形作られている。
ゴブリンたちはああ見えて、血で繋がった強固な親族共同体を営んでおり、いくつかの主要血族は、小王国と呼んで差し支えない規模にまで達している。ダムローの北西部・新市街と呼ばれる地域では、こうした血族による再建がかなり進んでおり、と同時に、この血族間で、ダムローの覇権を巡って、血を血で洗う抗争が繰り広げられているようだ。
旧市街をうろつくゴブリンはその集団からあぶれたはぐれ者が大半だが、あるいはこれから新市街へ出て一旗揚げようという跳ね返りが、知能こそ低いもの体格に恵まれた亜種属のホブゴブリンを連れて歩いていることもある。
本紙記者 |
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